風疹患者が7月に入り関東地方で増加しており感染が全国に拡大する恐れがあるとして、
厚生労働省は20日までに、妊婦の家族らを中心に予防接種などの対策を徹底するよう都道府県に通知した。
風疹は5月ごろから近畿地方で流行。今月11日時点の全国の患者数は594人で、
患者の全数調査を始めた2008年以降の年間患者数を上回り過去最多となっている。
厚労省によると、594人の都道府県別の内訳は、兵庫が最多の146人で大阪128人、東京118人と続く。東京では、今月11日までの1週間で新たに34人の患者が報告された。これまでの年間の患者数は昨年の371人が最多だった。
風疹はせきやくしゃみなどで感染し、発疹や発熱などの症状が出る。
妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる子供が先天性の心疾患や難聴などになる可能性がある。
(2012年7月20日 日経新聞)
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保健指導の実施率を高めるため、2013年度から健康保険組合への優遇策を導入する。
受診率が高い健保組合は財政負担を減らし、保健指導を全くしていない健保は財政負担を増やす。糖尿病などの病気を予防し、医療費抑制につなげる。
厚労省は受診率の目標を70%、保健指導を45%に設定するが、10年度の実績はそれぞれ43%、14%と大きく下回る。保健指導を全くしていない健保は、各健保に割り当てられている75歳以上の後期高齢者医療制度に払う支援金を増やす。
(2012年7月4日 日経新聞)
平成20年度の特定健診の受診率で都道府県別で東北の宮城が45%、政令市別でも仙台市が49%といずれもトップとのデータがでています。
保健指導率はというと全県で15.9%と受診率の割には低いデータなのですが、名取市は受診率51%、保健指導率48%とパーフェクトな市町村との結果がでております。
この結果から読み取ると名取市の方は他の地域の方に比べ病気の予防率が高いことになります。ぜひ目標の70%を目指したいものです。現代社会は予防の時代となっております。生活習慣病になる前に健診を受け、少しでも病気を防ぐことができればと思います。
健康な人が増え、医療費の財政負担が減少傾向に向かうといいですね。
