季節性インフルエンザが県内で流行の兆しを見せている。仙台市の一部で患者数が流行の目安に達し、学級閉鎖も起きている。昨季、猛威をふるった新型インフルエンザは今のところなりを潜めているが、感染が拡大する可能性もある。専門家はワクチン接種や手洗いを呼びかけている。
県や仙台市が2日公表した県内の医療機関の平均患者数(11月22~28日)は、0・38人となった。昨年の同時期は新型インフルエンザが流行して39・12人と患者数が大幅に多く、それに比べれば少ないが、流行のペースは昨年を除く例年より1~2週間早い。
地域別では仙台市青葉区が1・55人で、流行の目安とされる1・0人を上回った。同市泉区も0・75人、仙南地域で0・63人、大崎地域で0・50人となっている。
同市青葉区の市立広瀬小学校では、11月上旬~中旬、2年生の2学級が学級閉鎖となった。20日に演劇や合唱を行う学習発表会は行ったものの、2日前の児童同士の公演を中止した。市教委によると、同校のほかに市立の2小中学校で学級閉鎖があった。
今季は、季節性インフルエンザの一つ、A香港型の流行が目立つ。東北大の押谷仁教授(ウイルス学)によると、A香港型が流行する年は、高齢者を中心に肺炎などを起こして亡くなる人が増えるうえ、乳幼児が脳症にかかることもある。新型もこれから流行する可能性があり、特に昨季に感染者が少ない40~50歳代で注意が必要という。
今季のワクチンは新型と季節性のA香港型、B型の3種混合。押谷教授は「昨季感染しなかった人も油断せず、すべての世代がワクチンを早めに接種してほしい」と話している。
(2010年12月3日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20101202-OYT8T01252.htm
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