話題の中心は、今や日本を凌ぐ勢い(各種大会での成績や世界連盟での発言力など)のフランス。 青と白の柔道衣を推薦し試合に導入、また“最後に背中を付いた方が負け”などのルール改正にも積極的といわれます。 最近の不可解?といわれた判定が番組制作に大きな影響を与えたことは確実でしょう。 武道性よりもスポーツ・競技性に重点を置くあまり、本来の柔道魂が薄れていっているのではないか?という疑問etc.・・
しかし、フランス国内各地のリポートによると、道場では「礼に始まり 礼に終わる」が当然のごとく指導され、柔道の武道的精神は隅々まで浸透しているとのことです。フランスの柔道人口は約100万人、サッカー・テニスに次いで国内3番目の多さ、この数は、日本の競技人口の何と3倍にあたるといいます・・・
一方の空手、日本では全日本空手道連盟(全空連)が文部科学省の後押しで存在しているものの、現状では各流派・会派が乱立し、ル-ルも一定でなかったりします。やはり時に、空手は武道か?スポーツか?などが話題になってもいます。
そして、空手でもフランスは日本をリード!? フランスの空手会員は登録しているだけで20万人と言われますが、空手は国の管轄で補助金が3億円もあり、ナショナルコーチも当然、国費で雇用されています。選手は流派を問わず、まずフランス空手道連盟に所属することから始まるようです。
さて武道の目的・・・一つには、全空連の蓮見副会長のお言葉をおかりすれば、“必殺の攻撃で一本を取る、その一本をとる難しさと、相手の攻撃から一本を守る難しさ、これらの繰り返しの中で人の命の大切さを学ぶ。その修業により、心と肉体の調和を学ぶ”ことなのでしょう。
柔道と並び空手も、もうすぐオリンピック種目。いづれも高度に磨かれた技同士の真剣勝負が、世界中の多くの人達に感動と勇気を与えることは間違いありません。その技を勝敗に反映出来るような、しっかりとしたルール作りについて大いに議論して頂きたいと思います。

