いかがお過ごしでしょうか?
「エアリ内科」は日々色々な方々に励まされ、そして支えられています。
先日も お隣の「フォレスト歯科」のスタッフより「先生、宜しかったら」と差し出された一冊の本。
「木を植えた男」 ジャン・ジオノ作( 20世紀のフランス文学を代表する作家の一人)・・・
・・物語は突然、家族を失った男が、荒れ地にひたすら木を植え続けた結果、やがて水が湧き小川が流れ、森になり、大地を甦らせたというお話です。
「何か、ためになる仕事をしたい」と決心し「木のない土地は死んだも同然。せめて土にもよき伴侶を持たせたい、不毛の地に生命の息吹をよみがえらせる」と思い立ち、地面に穴を掘り、ドングリの種を黙々と一つ一つ植え込んでいく。
当時「どこまでも広がる枯れ野 村びと達は、きこりと炭焼きで暮らしていたが、生活は決して楽ではなかった。人々はいがみあい、角つきあわせて暮らしていた。美徳と悪徳が競い合い、ののしりあって、無駄な争いが絶えぬ有様」だった。
そして・・・荒れ地に木を植え続けること30数年・・
まず10万個の種を植え、そのうち2万個が芽を出した。「2万個の半分ちかくが、だめになるだろう。動物にかじられるか、予期せぬことが起こるかして。それが神様のおぼし召しというもの」と、彼はいう。「それでも残る1万本のカシワの木が、そこに根づくことになる。」
やがて時は流れ・・・「すっかり変わっていた。空気までが変わっていた。かつて襲いかかった埃まみれの強風のかわりに、甘い香りのそよ風があたりを柔らかくおし包んでいた。・・いまや見違えるほど和やかな心で生活を楽しむようになった」
「創造が新たな創造を生み、そこからさらなる創造が生まれる、まさしくそれは、努力がもたらした驚くべき連鎖のしるし。」
作者は「魂の偉大さの陰にひそむ不屈の精神。 心の寛大さの陰にひそむ、たゆまない熱情。それらがあって、はじめてすばらしい結果がもたらされる」と綴っています。
自らの心の空白に、そこに住む人の心に、そして大地に「命」を吹き込む、愛と生命力に溢れた物語でした。とても感動的でした。
そういえば以前(2007.8.6)、このブログに登場したY氏は、今や“YP”の愛称で活躍の一途。 たゆまぬ熱情と斬新なアイデアで今後も頑張り続けてほしいものです・・

